<武蔵美>立体構成
予備校の建築科に入った当初、講師の先生に
「デザイン科の立体と建築科の立体の違いは何ですか?」
と尋ねたことがあります。返ってきた答えは、
「デザイン科の立体は感覚で作れる。建築科の立体は図面におこせる。」
といったものでした。

ですが、実際に試験で作ったものは、かなり感覚的なものでした(笑)

それでも、かろうじて通ったのでデザイン科よりの立体がダメということはなさそうです。

武蔵美の立体では、与えられた材料の性質を考えることが大事だと思います。

例えば試験時に、かなり厚手の紙(カッターで切るのがやっとのアレ)が配られたのですが、細かく切り分けて装飾的に使うよりも、立体の中で構造的に強くするために使うほうが有効だと思います。

逆に、ケントならボリュームやテンションなど使い方の幅は大きいです。

こういったことも含めて、
予備校のパンフレットに掲載されている再現作品は、テクニックが満載なのでおススメです。

そして、武蔵美の立体は多摩美に比べて条件が多いのでしっかりと読みましょう。
でないと試験の最後のほうになって、あわてて立体のスケールを表す人形を作ったり、タイトルを書き忘れていることに気づいたりするハメになります。(私がそうでした。)



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