多摩美の国語は、現役時代の私にとって最大の敵の一つでした。
文章に対して選択肢がとても曖昧に感じられ、なおかつ解答の傾向がつかみにくい小論文もあり、頭を悩ませました。
現役時代は五割もいかなかったと思います。
浪人後、当初は芸大を目指していたのでセンター国語対策を中心に勉強しました。浪人時代に多摩美の過去問をといたのは、多摩美の試験初日の帰りの電車の中です。小論文は試験一週間ほど前から対策をとりました。
私が受けたのは後期試験で、過去問と比べ国語は易化したように感じました。現代文は「自分の考えでなく文章に書いてあることを優先する」ということを念頭において、選択肢を絞りました。
小論文を解くために本番では40分残しましたが、時間が足りず終わり部分の展開が上手くいきませんでした。45分、欲を言えば50分は必要だと思います。
その時のテーマは「道」で、おそらく人生にひっかけて小論文を作る人が多いだろうと思ったので、あえてそのまま道に関するものを書きました。その代わり、実体験の展開部分は表現を気をつけました。
現代文の対策としては、過去問・センター対策で足りると思います。
漢字はやれば点になるので、確実におさえた方が良いかと思います。(私は試験本番の朝に漢字の勉強をはじめたので、本番かなり落としました。反省しています。)
小論文に関しては、現役時代、某有名小論文講師の本を読んだのですが、逆に考えが固まってしまいつまらないものしか書けませんでした。その後、浪人時代の多摩美試験一週間前に、図書館で借りた本が意外にもとてもいい内容で、これのおかげで小論文が上手くいったと言っても過言ではありません。多摩美の小論文は、本番緊張するかもしれませんが楽しみながら書く部分も必要だと思います。
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